残懐(読み)ザンカイ

デジタル大辞泉 「残懐」の意味・読み・例文・類語

ざん‐かい〔‐クワイ〕【残懐】

思い残すこと。また、その思い。
国家の末を思いいたれば、―山のごとく此胸やぶるるばかり」〈一葉・うもれ木〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「残懐」の意味・読み・例文・類語

ざん‐かい ‥クヮイ【残懐】

〘名〙 心の中に思い残すこと。また、その思い。
※宮地春樹宛本居宣長書簡‐天明三年(1783)五月一四日「千里をへだて往来不便故不能、残懐奉存候」

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