死脈(読み)シミャク

デジタル大辞泉 「死脈」の意味・読み・例文・類語

し‐みゃく【死脈】

死期が近づいた弱い脈拍。「死脈が打つ(=臨終が近い)」
鉱物が出なくなった鉱脈

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「死脈」の意味・読み・例文・類語

し‐みゃく【死脈】

〘名〙
① 死にかけた時の、弱い脈搏(みゃくはく)
※狂雲集(15C後)病僧与五辛「病僧大苦発傷風、死脈頻々命欲終」
② 鉱物の出なくなった鉱脈。
③ 絶望的な状況にあることのたとえ。
※俳諧・みつがしら(1681)「露(しぐれ)随分かかってみたれども〈賀子〉 どうで死脈(シミャク)の浪風の音〈西鶴〉」

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