死出立(読み)しにでたち

精選版 日本国語大辞典 「死出立」の意味・読み・例文・類語

しに‐でたち【死出立】

〘名〙 「しにいでたち(死出立)」の変化した語。
太平記(14C後)三「是皆千に一も生きて帰る者あらじと思ひ切たる事なれば、兼ての死出立(シニデタチ)に、皆曼陀羅を書てぞ付けたりける」

しに‐いでたち【死出立】

浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)三「もはや百年目と死出立(シニいでタチ)になりて行を」

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