死亡時画像診断(読み)シボウジガゾウシンダン

デジタル大辞泉 「死亡時画像診断」の意味・読み・例文・類語

しぼうじ‐がぞうしんだん〔シバウジグワザウシンダン〕【死亡時画像診断】

オートプシーイメージング

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「死亡時画像診断」の意味・わかりやすい解説

死亡時画像診断
しぼうじがぞうしんだん

死因究明を行う画像診断Ai(Autopsy imaging:オートプシー・イメージング)やPMI(post mortem imaging:死後画像診断)ともよぶ。体表からはわからない深部の病変・病態を画像診断で明らかにして死因究明に役だてる。CTが広く用いられている。遺体における画像診断は通常の画像診断とは異なる点が多く、死亡から時間がたつにつれて画像所見に経時的な変化が出現するため、死亡時画像診断においては専門の知識が必要とされる。日本では少ない解剖件数を補填(ほてん)する役割が期待されており、死亡時画像診断の導入をすすめる傾向がある。

桐生 茂 2021年8月20日]

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