死んだ子の年を数える(読み)シンダコノトシヲカゾエル

デジタル大辞泉 「死んだ子の年を数える」の意味・読み・例文・類語

んだとしかぞえる

言ったところでどうにもならない過去のことを後悔することのたとえ。
[類語]死児のよわいを数える後悔先に立たず羅網らもうの鳥は高く飛ばざるを恨み呑鉤どんこうの魚は飢えを忍ばざるを嘆く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「死んだ子の年を数える」の解説

死んだ子の年を数える

死んだ子が今生きていれば幾つになるはずだと、年齢を数えること。言ってもどうしようもない過去のことについて、あれやこれやと言って悔やむたとえ。

[使用例] が、叔父は時々自分の年とその子の年とを繰ってみたりなどした。「もう晩い、私が五十七になってやっと二十だで」叔母はまた死んだ子の年など数えはじめた[徳田秋声足迹|1910]

異形死児よわいを数う

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