死に返る(読み)シニカエル

デジタル大辞泉 「死に返る」の意味・読み・例文・類語

しに‐かえ・る〔‐かへる〕【死に返る】

[動ラ四]
死んで再び生き返る。
「恋するに死するものにあらませばあが身は千度ちたび―・らまし」〈・二三九〇〉
疲れきって、死にそうになる。
打出の浜に―・りて到りたれば」〈かげろふ・中〉
連用形を副詞的に用いて、死ぬほど強くの意を表す。
「―・り待つに命ぞ絶えぬべきなかなか何に頼みそめけむ」〈狭衣・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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