歯跡・歯痕(読み)はあと

精選版 日本国語大辞典 「歯跡・歯痕」の意味・読み・例文・類語

は‐あと【歯跡・歯痕】

〘名〙
① かんだあと。物に残る歯並びの形。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四「喰ひ欠けた羊羹の歯痕を憮然として眺める」
下駄で歩いたあと。地面などに残る下駄の歯の形。
※母(1930)〈岡田三郎〉五「足駄の歯跡(ハアト)を巧みにつけた」

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