デジタル大辞泉
「歩合」の意味・読み・例文・類語
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ぶ‐あい ‥あひ【歩合】
〘名〙
※
高野山文書‐元祿六年(1693)七月一八日・粉川役人衆連署状「米壱石に大豆壱石弐斗・壱石三斗なと、年々歩相之相違御座候」
② 取引の金額や数量に対する手数料または報酬の比率・割合。また、その手数料や報酬。
※
恋慕ながし(1898)〈
小栗風葉〉一六「彼の一八
(チーハー)組合の
積立や、淫売仲間の歩合
(ブアヒ)やで」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
歩合
ぶあい
ある数量の、他の数量に対する比の値を表したもの。比の値を小数で表し、小数第1位に割(わり)、以下順に分(ぶ)、厘(りん)、毛(もう)、……という名称をつけて表す。たとえば、123の1000に対する比0.123は1割2分3厘と表す。小数第2位にパーセント(記号%)という名称をつけて表すのが百分率で、0.123は12.3%と表す。小数第3位にパーミル(記号‰)という名称をつけるのが千分率で、0.123は123‰と表す。一般には割分厘毛などで表したものを歩合という。
[栗原 裕]
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