武藤景泰(読み)むとう・かげやす

朝日日本歴史人物事典 「武藤景泰」の解説

武藤景泰

没年弘安8.11.17(1285.12.14)
生年:生年不詳
鎌倉中期の武士。父は大宰権少弐景頼か。文永9(1272)年に鎌倉幕府引付衆,弘安6(1283)年に大宰権少弐となる。幕府の吏僚として活動し,安達泰盛を支持した。霜月騒動(1285)では泰盛と共に御内人(得宗御内)と戦うが,敗れて自殺した。

(本郷和人)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武藤景泰」の解説

武藤景泰 むとう-かげやす

?-1285 鎌倉時代の幕府官僚。
文永8年幕府の引付衆となる。弘安(こうあん)8年の霜月騒動で安達泰盛(あだち-やすもり)の一族とともに11月17日自害。武藤景頼(かげより)の子ともいう。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android