武政軌範(読み)ぶせいきはん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「武政軌範」の意味・わかりやすい解説

武政軌範
ぶせいきはん

室町幕府の訴訟制度の解説書。1巻。松田豊前守 (貞頼?) の作という。文明3 (1471) ~延徳2 (90) 年間成立。所領相論に関する引付内談,刑事訴訟侍所沙汰,京都市中の家地相論に関する地方沙汰文書真偽などの相論に関する問注所沙汰,貸借相論に関する政所沙汰の諸編から成る。

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