武勇伝(読み)ぶゆうでん

精選版 日本国語大辞典 「武勇伝」の意味・読み・例文・類語

ぶゆう‐でん【武勇伝】

〘名〙
武勇にすぐれた人の伝記
※嚼氷冷語(1899)〈内田魯庵〉「地方新聞は相変らずお家騒動若くは武勇伝(ブユウデン)的の小説を好むさうだから」
② 勇ましいてがらばなし。転じて、酒の上の乱暴や、腕力沙汰などをひやかしていう語。
ノリソダ騒動記(1952‐53)〈杉浦明平〉九「釜之助の武勇伝が町民をよろこばすまでには至っていない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「武勇伝」の意味・読み・例文・類語

ぶゆう‐でん【武勇伝】

武勇にすぐれた人の伝記。
勇ましい手柄話。また、腕力をふるった事件などをひやかしていう語。「武勇伝の持ち主」
[類語]伝記評伝史伝立志伝列伝本伝外伝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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