正治(読み)しょうじ

精選版 日本国語大辞典 「正治」の意味・読み・例文・類語

しょうじ シャウヂ【正治】

鎌倉時代、土御門天皇の代の年号。建久一〇年(一一九九)四月二七日、代始(だいはじめ)により改元。後鳥羽上皇院政将軍源頼朝の死後空位の時代。正治三年(一二〇一)二月、建仁(けんにん)と改元された。出典は「荘子‐漁父」の「天子諸侯太夫庶人、此四者、自正、治之美也」による。

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デジタル大辞泉 「正治」の意味・読み・例文・類語

しょうじ〔シヤウヂ〕【正治】

鎌倉初期、土御門つちみかど天皇の時の年号。1199年4月27日~1201年2月13日。

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日本の元号がわかる事典 「正治」の解説

しょうじ【正治】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1199年から1201年まで、土御門(つちみかど)天皇の代の元号。前元号は建久(けんきゅう)。次元号は建仁(けんにん)。1199年(建久10)4月27日改元。土御門天皇の即位にともない行われた(代始改元)。『荘子(そうじ)』を出典とする命名。この時期、朝廷では後鳥羽(ごとば)上皇による院政が行われていた。正治年間の鎌倉幕府の将軍は空位。源頼朝(よりとも)(初代)は、前年の落馬がもとで1199年(正治1)に急死し、嫡子の源頼家(よりいえ)が家督を相続した。頼家の征夷大将軍宣下(将軍就任)は1202年(建仁2)になる。

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