正教(読み)セイキョウ

デジタル大辞泉 「正教」の意味・読み・例文・類語

せい‐きょう〔‐ケウ〕【正教】

正しい教え。また、正しい宗教。
東方とうほう正教会」の略。

しょう‐ぎょう〔シヤウゲウ〕【正教】

聖教しょうぎょう」に同じ。
正しい教え。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「正教」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぎょう シャウゲウ【正教】

〘名〙 (「しょう」「ぎょう」はそれぞれ「正」「教」の呉音。「しょうきょう」とも)
① 仏の教え。
霊異記(810‐824)下「一切衆生の為に正教を流布す」
仏教経典聖典
今昔(1120頃か)六「秦の始皇諸の書を焼くに、正教も皆被焼けり」
③ 正しい教え。真実の教え。
教行信証(1224)三「仏所有言説、即是正教・正義正行正解正業正智

せい‐きょう ‥ケウ【正教】

〘名〙
① 正しい教え。しょうぎょう。
輿地誌略(1826)七「欧邏巴人の此に在は、専ら貿遷を事とすと雖も、亦旁ら蠢愚の土民を導き正教を勧む」 〔晉書‐衛玠伝〕
文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉三「耶蘇の正教を奉ずる西洋人

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android