止方(読み)やみがた

精選版 日本国語大辞典 「止方」の意味・読み・例文・類語

やみ‐がた【止方】

〘名〙
① 雨や雪などのやもうとすること。やむ方に向かうこと。また、その時期
玉葉(1312)秋下・七七二「秋の雨のやみがた寒き山風にかへさの雲もしぐれてぞ行く〈藤原為家〉」
病気のなおりかけ。回復期
※後撰(951‐953頃)雑二・一一五一・詞書「男の病ひしけるをとぶらはでありありてやみがたに訪へりければ」

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