止住(読み)シジュウ

デジタル大辞泉 「止住」の意味・読み・例文・類語

し‐じゅう〔‐ヂユウ〕【止住】

ある場所にとどまって住むこと。居住
多年―の案内者だにも、時にとっては行き方を失ふ」〈太平記・一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「止住」の意味・読み・例文・類語

し‐じゅう ‥ヂュウ【止住】

〘名〙 とどまり住すること。住むこと。居住。
本朝無題詩(1162‐64頃)二・見売物女〈藤原忠通〉「増直砌前貪止住、唱名門外暫徘徊」
※延慶本平家(1309‐10)一本「通夜ら止観明浄の月を翫ぶを以て止住僧侶の行とせり
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編「島人甘水の有る所を択(えら)んで此に止住(シヂュウ)す」

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