止む(読み)ヤム

デジタル大辞泉 「止む」の意味・読み・例文・類語

や・む【止む/×已む/罷む】

[動マ五(四)]
風・雨・雪など、自然現象の動きがなくなる。「夕立が―・む」「風が―・む」
続いていたことがとまる。物事にきまりがつく。終わる。「騒動が―・む」「銃声が―・む」「死してのち―・む」
高まった感情病気などがおさまる。
「わたつみの海に出でたる飾磨しかま川絶えむ日にこそが恋―・まめ」〈・三六〇五〉
[動マ下二]や(止)める」の文語形
[類語](1降り止む上がる雨上がり雨後/(2とだえるとぎれる絶える尽きる果てる極まる終わる

とど・む【止む/留む/停む】

[動マ上二]とどめる。とめる。
「世のことなれば―・みかねつも」〈・八〇五〉
[動マ下二]とどめる」の文語形。

と・む【止む/留む/停む】

[動マ下二]と(止)める」の文語形。
[類語]終わる止まる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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