欧陽 詢(読み)おうようじゅん

旺文社世界史事典 三訂版 「欧陽 詢」の解説

欧陽 詢
おうようじゅん

557〜641
隋末〜唐初の書家
字 (あざな) は信本。湖南の人。書法は王羲之 (おうぎし) にならったが,のち独自の境地を開き,楷書では最高の名手と仰がれ,虞世南 (ぐせいなん) ・褚遂良 (ちよすいりよう) とともに初唐の三大家といわれる。また勅命を奉じて撰した『芸文類聚』100巻は,今日なお中国古典研究者にひろく利用されている。隋の煬帝に仕え太常博士となり,唐の高祖もとで給士中となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android