欣欣(読み)きんきん

精選版 日本国語大辞典 「欣欣」の意味・読み・例文・類語

きん‐きん【欣欣】

〘形動タリ〙
① よろこぶさま。また、よろこばしいさま。
※鹿苑日録‐明応八年(1499)三月二四日「勢州有状、曰、昨日閑話欣々」
其面影(1906)〈二葉亭四迷五三「面(かほ)は兎に角、内心はいつも欣々(キンキン)たる哲也で」 〔詩経大雅・鳧鷖〕
② 得意になってうぬぼれるさま。
滑稽本・麻疹戯言(1803)序「欣欣(キンキン)高慢。満満洒落」

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デジタル大辞泉 「欣欣」の意味・読み・例文・類語

きん‐きん【××欣】

[ト・タル][文][形動タリ]非常によろこぶさま。「欣欣として命令に従う」
[類語]うはうはほくほく笑いが止まらない嬉しい喜ばしい楽しい欣快きんかい愉快嬉嬉きき欣然きんぜん満悦御機嫌気持ちよい快い快感快楽心地よい痛快小気味よい爽快壮快快適カンファタブルすがすがしいさわやか清新清爽晴れやか晴れ晴れさっぱり楽しい朗らか明朗陽気明るい気さく快活楽天的上機嫌晴れ晴れしいぴちぴち生き生き活発からり根明ねあか心が躍る心が弾む心を躍らせる

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普及版 字通 「欣欣」の読み・字形・画数・意味

【欣欣】きんきん

よろこび楽しむ。〔楚辞九歌、東皇太一〕五として會し 君欣欣として樂康す

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