欠落・駆落(読み)かけおちる

精選版 日本国語大辞典 「欠落・駆落」の意味・読み・例文・類語

かけ‐お・ちる【欠落・駆落】

〘自タ上一〙 かけお・つ 〘自タ上二〙
① 欠けて落ちる。欠落する。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)六「は、あかつきくろからし、きばめらじ、あはらならし。また、かけをちたらし、たかへらし、まかれらし」
かけおちをする。住んでいる所から逃げ去る。また、現在の境遇環境などから離れていく。
結城氏新法度(1556)三三条「ゆふかひふしん、ほうか何事にてもけたいのものは当地なんきの時かけをちへきかまへたるへく候か」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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