檳榔子染(読み)びんろうじぞめ

精選版 日本国語大辞典 「檳榔子染」の意味・読み・例文・類語

びんろうじ‐ぞめ ビンラウ‥【檳榔子染】

〘名〙 檳榔子を煎じた汁で絹を染め、鉄漿(かね)を上にひいて赤みを帯びた暗黒色に染め上げること。また、その染め布。
浮世草子・好色盛衰記(1688)三「黒赤物、びんらうじ染、小太夫首筋
家族会議(1935)〈横光利一〉「檳榔子染の紋付に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android