檜枝岐[村](読み)ひのえまた

百科事典マイペディア 「檜枝岐[村]」の意味・わかりやすい解説

檜枝岐[村]【ひのえまた】

福島県の南西端,南会津郡の村。栃木・群馬・新潟の3県と接し,このうち西側の新潟県境は只見川が流れ,奥只見ダム奥只見湖や三条ノ滝があり,最南東端には尾瀬ヶ原が広がる。北東部から中央部にかけては檜枝岐川が流れ,わずかな平地に村の中心集落がある。東端には帝釈山,南部には燧ヶ岳(ひうちがたけ),南端の群馬県境には尾瀬沼,中央部には会津駒ヶ岳があり,登山者が非常に多い。国道352号・401号が通じ,途中の御池や沼山峠は尾瀬探勝の玄関として利用されている。気候が冷涼で豪雪地帯で農業はふるわず,民宿や温泉施設,土産物店などの観光業が主産業である。390.46km2。636人(2010)。

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