橿原[市](読み)かしはら

百科事典マイペディア 「橿原[市]」の意味・わかりやすい解説

橿原[市]【かしはら】

奈良県奈良盆地南部の市。1956年市制。上代文化の一中心で,飛鳥(あすか)地方の一部を含み,大和三山,神武天皇陵,藤原京跡,本薬師寺跡,久米寺菖蒲池古墳橿原神宮など史跡が多い。八木畝傍(うねび),今井の旧町地区に市街が発達,桜井線,近鉄の大阪・南大阪・橿原各線が通じ,近年住宅地化が著しく,人口の増加が続いている。農村部ではイチゴ,グリーンアスパラガス,花卉(かき)栽培が盛ん。森林公園,橿原公苑,大和歴史館があり,寺内町として栄えた今井は古い町並みを残している。39.56km2。12万5605人(2010)。
→関連項目末永雅雄

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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