機能音楽(読み)きのうおんがく

世界大百科事典(旧版)内の機能音楽の言及

【音楽】より

… 地球上のさまざまな音楽ないし,音が主要な要素を成す芸能は,いくつもの角度から光を当てることによって,その本質の普遍的な側面とそれぞれの民族性の表れ方の違いを見ることができる。例えば,音楽の概念ないし定義,音楽のしくみ,演奏形態,楽器の種類や扱い方,社会における音楽の用途と機能,音楽家(専門家と素人),伝承のしかた,音楽以外の芸能との関連などである。民族音楽民俗芸能 音の高低,長短を組み合わせて旋律やリズムを作り,音型の反復によって形式をさまざまにくふうすることは,どの民族にも共通しており,これは人類に普遍的な音楽行動の一側面であるといえる。…

【絶対音楽】より

…(2)概念的・対象的内容の描写の意図をもつ標題音楽と対立する。(3)演奏の時・所という機会への顧慮,宗教的・社交的などの目的,すなわち機能音楽に対立する。このように,条件や目的に左右されず,楽曲の構成法則を自ら与えるという自律的音楽の意味で他律的な音楽と対立する。…

※「機能音楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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