機宜(読み)キギ

デジタル大辞泉 「機宜」の意味・読み・例文・類語

き‐ぎ【機宜】

時機にふさわしいこと。また、それをするのによい機会。「機宜を得た適切な措置」
[類語]時機機会チャンス好機時節頃合い頃おいときおり機運潮時しおどき潮合い時宜好期適期時分時分どき商機勝機戦機千載一遇タイミングめった得難いまれかけがえのない希有けう盲亀もうき浮木ふぼく一期一会いちごいちえ見せ場決め所思いがけない思いがけず待てば甘露の日和ひよりあり折よく僥倖ぎょうこうここぞ一世いっせ一代最初で最後図らずも決定的瞬間契機

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精選版 日本国語大辞典 「機宜」の意味・読み・例文・類語

き‐ぎ【機宜】

〘名〙 あることにちょうど適した時機。時機に応じていること。
※勝鬘経義疏(611)序「但遠照踰闍之機宜、以女質化」
真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺日本人能力「着眼夙に機宜に中り能く百代の後を洞看し」 〔嵆康‐与山巨源絶交書〕

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普及版 字通 「機宜」の読み・字形・画数・意味

【機宜】きぎ

臨機に対処すること。魏・康〔山巨源(濤)に与へて交はりを絶つ書〕吾(われ)は嗣宗(阮籍)の賢なるに如(し)かず。~らず、宜に闇し。

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