世界大百科事典(旧版)内の橘紋の言及
【タチバナ(橘)】より
…《日本書紀》皇極3年の条には,東国で常世の神と称して虫が祀られたときに,常世虫は〈常に橘の木に生(な)る〉と記されている。【飯島 吉晴】
[橘紋]
はじめ橘氏一族の家紋として用いられたが,橘氏がしだいに衰えて公家(くげ)から姿を消すにおよんで,武家の間で,井伊,黒田などがこの紋を用いた。日蓮宗が井筒(いづつ)に橘の紋を用いるのは,日蓮と井伊家との間に姓氏的な関係があったようにいわれているが明らかでない。…
※「橘紋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」