橘東世子(読み)たちばな とせこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「橘東世子」の解説

橘東世子 たちばな-とせこ

1806-1882 江戸後期-明治時代歌人
文化3年9月5日生まれ。橘守部にまなび,守部の子冬照と結婚。義父と夫の著述をたすけ,夫と死別後,将軍徳川家定夫人の天璋院につかえた。夫と合作の家集「椎の故夜提(こやで)」,編著「明治歌集」がある。明治15年10月13日死去。77歳。江戸出身。本姓河合

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「橘東世子」の解説

橘東世子

没年:明治15.10.13(1882)
生年:文化3.9.5(1806.10.16)
幕末・明治初期の歌人。江戸の人。国学者橘守部の子冬照の妻。幼時から守部について国学,和歌を学び,書も能くした。夫亡きあとも家業歌学専念。明治9(1876)年より7年かけて,各地の歌人の歌を集め『明治歌集』全5編を選した。<参考文献>『椎のこやで』下

(柴桂子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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