樽型歪曲(読み)タルガタワイキョク

デジタル大辞泉 「樽型歪曲」の意味・読み・例文・類語

たるがた‐わいきょく【×樽型×歪曲】

カメラなどの光学系に生じる歪曲収差の一。画面周辺部の直線外側に向かって曲がるため、方眼面を撮影すると樽の形のように膨らむ。広角レンズに生じやすい。樽型収差。→糸巻き型歪曲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

カメラマン写真用語辞典 「樽型歪曲」の解説

樽型歪曲

  歪曲収差 (ディストーション)のうち、直線が内側に曲がるように写るもの。方眼紙のような被写体を撮ると、まるで樽のような形になるため、この名前がついた。負の歪曲、またはマイナスのディストーションと言う。ズームレンズでは、おもに望遠側でこの樽型歪曲が生じる。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android