樺・桜皮(読み)かにわ

精選版 日本国語大辞典 「樺・桜皮」の意味・読み・例文・類語

かにわ かには【樺・桜皮】

〘名〙 (上代においては、舟に巻いたり、種々の器物に張ったり、曲げ物などを縫い合わせたりするのに用いられた樹皮をいう)
植物うわみずざくら(上溝桜)」の古名。また、その樹皮。《季・春》
正倉院文書‐天平宝字六年(762)三月二五日・山作所告朔解「二人求木 一人採賀爾葉」
② 植物「うだいかんば(鵜松明樺)」の古名。また、その樹皮。〔十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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