横須賀(静岡県)(読み)よこすか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「横須賀(静岡県)」の意味・わかりやすい解説

横須賀(静岡県)
よこすか

静岡県掛川市(かけわし)の南西部にある地区。高校、中学、小学校、図書館等があり、市街地は横須賀藩城下町の名残(なごり)を残す。1578年(天正6)高天神(たかてんじん)城に拠(よ)る武田勝頼(かつより)攻略のため、徳川家康大須賀康高(やすたか)に命じて横須賀城を築城。以後城下町として繁栄した。城跡本丸、西丸等の遺構が残り国指定史跡、本丸跡一帯は史跡公園になっている。4月には三熊野神社(みくまのじんじゃ)の大祭(祭囃子(はやし)は県指定無形民俗文化財)が行われる。

[川崎文昭]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android