横言(読み)ヨコゴト

デジタル大辞泉 「横言」の意味・読み・例文・類語

よこ‐ごと【横言】

中傷する言葉。よこしまごと。
「垣ほなす人の―繁みかも逢はぬ日まねく月の経ぬらむ」〈・一七九三〉

おう‐げん〔ワウ‐〕【横言】

わがままで、勝手気ままな言葉。横暴な言葉。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「横言」の意味・読み・例文・類語

おう‐げん ワウ‥【横言】

〘名〙 わがままで、道理にはずれた言葉。勝手きままな言葉。横暴な言葉。
東寺百合文書‐は・暦応四年(1341)四月二七日・若狭太良荘百姓正吉重陳状并具書案「時真横言悉令露顕者哉」

よこ‐ごと【横言】

〘名〙 わきから中傷することば。讒言。よこしまごと。
万葉(8C後)九・一七九三「垣ほなす人の横辞(よここと)しげみかも逢はぬ日まねく月の経ぬらむ」

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