横断(読み)おうだん

精選版 日本国語大辞典 「横断」の意味・読み・例文・類語

おう‐だん ワウ‥【横断】

〘名〙
① 横にたち切ること。平行方向に区切ること。⇔縦断
※改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉下「蓋し此星は〈略〉数条の黒帯、相平行し以て其星面を横断するか如きを見る」 〔魏志‐公孫瓚伝〕
道路敷地などを、一方の側から向かいの側へまっすぐに行くこと。また、ある地域や海域東西の方向に通ってゆくこと。⇔縦断
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前「波寧(パルネス)と云へる河は〈略〉阿善の都に至るの街道を横断せるものにて」 〔李白剣閣賦〕

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デジタル大辞泉 「横断」の意味・読み・例文・類語

おう‐だん〔ワウ‐〕【横断】

[名](スル)
横に断ち切ること。⇔縦断
横切ること。「道路を横断する」
大陸大洋を東西の方向に通り過ぎていくこと。「アメリカ大陸を横断する」⇔縦断
異なる分野種類などを超えてつながること。「省庁横断で取り組む」→横断的
[類語]断裁裁断分断寸断両断切断縦断

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普及版 字通 「横断」の読み・字形・画数・意味

【横断】おう(わう)だん

よこぎる。唐・李白〔剣閣の賦〕咸陽の南、直ちにむこと五千里、雲峯崔嵬(さいくわい)たるを見る。に劍閣の斷するり、天に倚(よ)りて中ごろ開く。

字通「横」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「横断」の解説

横断

英国の作家ディック・フランシスのミステリー(1988)。原題《The Edge》。競馬界を舞台にしたシリーズの第27作。

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