横山町二丁目(読み)よこやまちようにちようめ

日本歴史地名大系 「横山町二丁目」の解説

横山町二丁目
よこやまちようにちようめ

[現在地名]中央区日本橋横山町・東日本橋ひがしにほんばし三丁目

横山町一丁目の東に続く本町ほんちよう通に面する両側町。北は馬喰ばくろ町三丁目、南は武家地。安永三年小間附町鑑によれば小間数は京間一二二間二寸四分で、うち二間二尺七分が年貢地、残り一一二間二尺四分が公役負担分。名主は三戸見太郎吉(宝暦七年万世町鑑など)。「江戸惣鹿子名所大全」には横山町二丁目倉前にあった棕櫚箒屋いせや理兵衛の名がみえる。文政七年(一八二四)の江戸買物独案内には岩戸屋喜三郎の書物問屋栄林堂、伊勢屋喜助の釘鉄銅物問屋、小間物問屋亀屋五郎兵衛、糸物問屋伊勢屋半兵衛、薬種商の近江屋小兵衛、煙管問屋・卸の亀屋五郎兵衛、塗物問屋会津屋惣右衛門、下り雪駄問屋加田屋佐兵衛、京織物と袈裟の伊勢屋六右衛門らがあげられ、料理屋では即席御料理平野屋、蒲焼中村、生蕎麦笹屋などがあった(嘉永五年「江戸名物酒飯手引草」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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