横山楡原衝上断層(読み)よこやまにれはらしょうじょうだんそう

世界大百科事典(旧版)内の横山楡原衝上断層の言及

【神岡[町]】より

神岡鉱山の発展とともに歩んできた町で,鉱山の開発は16世紀末金森氏によってなされ,明治期に三井系の経営となって今日の隆盛をみたが,富山県神通川下流域でのイタイイタイ病問題も起きている。瑞岸寺の薬師堂は重要文化財,北端の県境にある横山楡原衝上断層は天然記念物。【上田 雅子】。…

【神通川】より

…電源開発のためのダム湖が連続する。県境付近の横山から下流の楡原(にれはら)にかけての河岸には衝上(しようじよう)断層,猪谷付近には褶曲構造を示す露頭がみられ,それぞれ〈横山楡原衝上断層〉〈猪谷の背斜・向斜〉として天然記念物に指定されている。神通川が富山平野に出る笹津付近には段丘化した高位の船倉野扇状地,下位の大沢野扇状地があり,下流に新扇状地が形成されている。…

※「横山楡原衝上断層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」