横に寝る(読み)よこにねる

精選版 日本国語大辞典 「横に寝る」の意味・読み・例文・類語

よこ【横】 に 寝(ね)

① 体を横にして寝る。横臥する。横になる。
※俳諧・誹諧独吟集(1666)上「月にのむ茶の子の腹も更る夜に 横にねられぬ老ぞ肌さむ」
返済、支払、納入などをしないでいる。特に、借りたものを返さないでいる。
浮世草子懐硯(1687)四「皆済時には横(ヨコ)に寝(ネ)て幾度か水籠に打こまれ」
③ 横領する。非道なやり方で取りあげる。ゆすり取る。
※浮世草子・諸国武道容気(1717)二「又しては養子をし、難を付て退出し、敷銀をよこにねて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「横に寝る」の意味・読み・例文・類語

よこに◦

借りたものを返さない。借りたものを返さずに居直る。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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