権の北の方(読み)ごんのきたのかた

精選版 日本国語大辞典 「権の北の方」の意味・読み・例文・類語

ごん【権】 の 北(きた)の方(かた)

(「北の方」は正妻の意) 北の方に準ずる人。北の方の次位にある人。側室
※栄花(1028‐92頃)花山たづぬる中納言「この殿は上もおはせねば、この女御殿の御方に候ひつる大輔といふ人を使ひつけさせ給て、いみじう思し時めかし使はせ給ひければ、権の北の方にてめでたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「権の北の方」の意味・読み・例文・類語

ごんきたかた

北の方に準じる人。準正室。
御召人おほんめしうど典侍ないしのすけのおぼえ、年月にそへてただ―にて」〈栄花・さまざまの喜び〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android