模本・摸本・摹本(読み)もほん

精選版 日本国語大辞典 「模本・摸本・摹本」の意味・読み・例文・類語

も‐ほん【模本・摸本・摹本】

〘名〙
原本を模写して作った本。
風俗画報‐一七八号(1898)器財門「方氏墨譜の摸本を得てより、従前墨色を変じて赤色となし」 〔楼鑰‐跋余子寿所蔵山谷書余子来入判又出摹本詩〕
習字図画などの手本臨本
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉をかし「仏蘭西の画工なにがし、ミローの最後奮闘を画(ゑが)かまく思ひけるが、其摸本(モホン)なきに困しみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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