標の外(読み)しめのほか

精選版 日本国語大辞典 「標の外」の意味・読み・例文・類語

しめ【標】 の 外(ほか)

神あるいは特定人間が領有する地域の外。神社境内内裏などの外。転じて、比喩的な意味男女の間が隔たっていること、相手が手のとどかないところにいることなどにも用いる。
※道綱母集(1008頃か)「たのみすなみかきをせばみあふひぐさしめのほかにもありといふなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「標の外」の意味・読み・例文・類語

しめ‐の‐ほか【標の外】

しめ縄の張ってある外側。神社の境内や宮中など、立ち入り禁止場所のそと。⇔標の内
男女の間が隔たっていること。
「かう、―にはもてなし給はで」〈賢木

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