槿域(読み)きんいき

普及版 字通 「槿域」の読み・字形・画数・意味

【槿域】きんいき

朝鮮

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の槿域の言及

【朝鮮】より

…英語のKoreaは高麗の発音(Koryŏ)からきたもので,世界にまたがる大帝国を築いた元が伝えたものであろう。なお,朝鮮の異称や雅号として,〈三千里錦繡江山〉(南北が3000朝鮮里に及ぶ),〈槿域〉(ムクゲの花が咲くところ),〈青丘〉,〈鶏林〉(もとは新羅の異称),〈韓〉〈海東〉などがある。
【自然】

[地形の特徴]
 朝鮮は地形上,東・西朝鮮湾頭をつないだ北部と南部の二つに大きく区分できる。…

【ムクゲ(木槿)】より

…【立花 吉茂】
[朝鮮の民俗]
 朝鮮ではmugunghwa(無窮花)とよび,夏から秋にかけて一時に咲かず,ねばり強く咲き続ける様が朝鮮の国民性を表すとされている。家の近くならどこにでも自生するところから,朝鮮の異称を〈槿域〉(ムクゲの地)ともいう。結婚式の際に着るフォルオッ(闊衣)とよばれるうちかけ様の礼服にムクゲの花を前後に刺繡するが,これもムクゲの花の多産性にちなむものであろう。…

※「槿域」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」