構う(読み)カマウ

デジタル大辞泉 「構う」の意味・読み・例文・類語

かま・う〔かまふ〕【構う】

[動ワ五(ハ四)]
(多く打消しの表現を伴って用いる)その事柄や存在を気にかけて、規制された状態になる。
㋐気にする。気をつかう。「時間に―・わず押しかけて来る」「私に―・わないで先に行ってください」「なりふり―・わず働く」
㋑他の事とかかわって、差し支えが生じる。「費用がかかっても―・いませんか」

世話を焼いたり、相手をしたりする。「私のことなんか誰も―・ってくれない」
㋑自分より弱い者や動物などを、相手にしてふざける。からかう。「猫を―・う」
江戸時代お構いの刑に処する。
「和泉堺をお―・ひなさる」〈浄・浪花鑑
㋓禁制する。監禁する。
芝居も―・はるべき程の事なり」〈風来六部集・飛だ噂の評〉
[可能]かまえる
[動ハ下二]かまえる」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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