精選版 日本国語大辞典 「榎茸」の意味・読み・例文・類語
えのき‐たけ【榎茸】
〘名〙 担子菌類マツタケ科のキノコ。高さは時に一〇センチメートルを越える。かさは、初めまんじゅう形でのちに平開し、径二~一〇センチメートルで表面が黄褐色か褐色、裏面が白色。湿気にあうと著しく粘り気を生じる。秋から春にエノキ、カキなど広葉樹の幹や、切株の上に群がり生える。食用となるため広く人工栽培されるが、天然産とは著しく形状が異なる。なめたけ。なめらっこ。なめすすき。《季・冬》
※俳諧・玉海集(1656)三「雨にひらきたつる傘の榎木たけ〈秀長〉」
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