榎本 冬一郎(読み)エノモト フユイチロウ

20世紀日本人名事典 「榎本 冬一郎」の解説

榎本 冬一郎
エノモト フユイチロウ

昭和期の俳人



生年
明治40(1907)年6月1日

没年
昭和57(1982)年3月25日

出生地
和歌山県田辺市

本名
榎本 羊三

主な受賞名〔年〕
馬酔木賞〔昭和14年〕「派出所日記」

経歴
昭和4年頃より句作を始め、「倦鳥」「漁火」などに投句。10年「青潮」を創刊、11年から「馬酔木」に投句する。13年警察官となり、14年連作「派出所日記」で馬酔木賞を受賞。戦後は「天狼」同人となり、また24年「星恋」(のち「群蜂」)を創刊。30年警視を最後に大阪府警を退職し、大阪府立大学経済学部図書館に勤務した。句集に「銀光」「鋳像」「背骨」「尻無湖畔」「時の軸」「榎本冬一郎全句集」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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