楽律(読み)がくりつ

精選版 日本国語大辞典 「楽律」の意味・読み・例文・類語

がく‐りつ【楽律】

〘名〙 中国日本伝統音楽で使われた音律呼称十二律
黄葉夕陽邨舎詩前編(1812)三・開元琴歌「中古教化号隆盛、楽律和協礼儀端」

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デジタル大辞泉 「楽律」の意味・読み・例文・類語

がく‐りつ【楽律】

楽音を音律の高低に従って並べた音列十二律平均律など。

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普及版 字通 「楽律」の読み・字形・画数・意味

【楽律】がくりつ

楽の調子

字通「楽」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の楽律の言及

【音律】より

音階を構成する諸音の音高関係を数理的に規定したものを音律と呼び,一定の音律に従って楽器の音を整えることを調律という。中国および日本では,音律に近い概念を表す言葉として楽律が用いられてきた。音律は古来,地域的にも歴史的にも種々のものが考案されてきたが,その中には純理論的・数学的な関心から生まれ,実用に付されなかったものも少なくない。…

【律】より

…音の高さ,およびその規定。楽律ともいう。中国では古来国家体制の変革とともに度量衡の改定が行われ,その規準として音律を定め,その音律を出すことのできる律管の長さや容積を度量衡の規準としたために音律が重視され,音律の意味で単に〈律〉とも称した。…

※「楽律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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