極論(読み)きょくろん

精選版 日本国語大辞典 「極論」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ろん【極論】

〘名〙
① 徹底的に、つきつめたところまで論ずること。また、力を入れて論ずること。
語孟字義(1705)上「学者不明辨極論以洞知其是非得失之所一レ究也」 〔論衡‐異虚〕
一方にかたよった論を立てること。また、極端にある主張を強調した議論極言
※前世代の詩人たち(1955)〈吉本隆明〉「極論すれば、壺井には、転向問題も、戦争責任の問題もなく」 〔韓愈‐順宗実録一〕

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デジタル大辞泉 「極論」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ろん【極論】

[名](スル)
極端な言い方や論じ方をすること。また、そのような議論。極言。「極論すれば人間歴史徒労の歴史である」
徹底的に論じること。論じつくすこと。
「既に二千三百年前に孟子墨楊の法格を―し」〈西周明六雑誌四二〉
[類語]極言論争論戦争論論判論陣紛議物議激論暴論痛論熱論硬論

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普及版 字通 「極論」の読み・字形・画数・意味

【極論】きよくろん

論じ尽くす。宋・曾〔撫州顔魯公祠堂記〕代宗の時、元載と是非を爭論す。載、壅(ようへい)するらんと欲す。之れを極論し、輒(すなは)ち斥けらる。

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