極める(読み)キワメル

デジタル大辞泉 「極める」の意味・読み・例文・類語

きわ・める〔きはめる〕【極める/窮める/究める】

[動マ下一][文]きは・む[マ下二]
(極める)これより先はないというところまで行き着く。「富士山頂を―・める」「頂点を―・める」
(極める・窮める)極点に達した状態になる。この上もない程度までそうなる。「ぜいたくを―・める」「困難を―・める」
(極める)残るところなく尽くす。「口を―・めてほめる」「理を―・めて言う」
(究める・窮める)深く研究して、すっかり明らかにする。「真理を―・める」「道を―・める」
終わらせる。
「この渚に命をば―・めむ」〈明石
決める。定める。
いづれも様、これに―・めさせられまするか」〈虎寛狂・鬮罪人
きわまる」に同じ。
「数ふるも三冬の後の冬なればいとど寒さの―・めゆくかな」〈新撰六帖・一〉
[類語](3突き詰める煎じ詰める/(4研究考究探究学問討究講究調査分析論究攻究究理研鑽けんさんスタディーリサーチ調べる/(5限る絶する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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