楯に取る(読み)たてにとる

精選版 日本国語大辞典 「楯に取る」の意味・読み・例文・類語

たて【楯】 に 取(と)

防御物とする。比喩的にある物事理由にして、相手質問追及をかわしたり、また、自分を有利に導く手段・方法としたりする。いいわけにする。また、いいがかりにする。楯につく。
※俳諧・小弓俳諧集(1699)「問丸が帳かくすたそかれ〈其角〉 月の酒けふは若衆を楯にとる〈仙芝〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android