精選版 日本国語大辞典 「楚・楉・杪」の意味・読み・例文・類語
すわえ すはえ【楚・楉・杪】
〘名〙 (後世「ずわえ」とも)
① 木の枝や幹から、まっすぐに細く長く伸びた若い小枝。すわい。ずわい。すわえぎ。
※能因本枕(10C終)二二五「細きすはえをさしよせんに」
② 刑罰に用いる道具。むち。しもと。また、それで打つこと。
※書紀(720)大化二年三月(北野本訓)「笞(ほそきスワヱ)杖(ふときスワヱ)」
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「『桃ずはへしてよく打たばや』などいひあへり」
③ 舞楽で、舞人が持つ白い木の棒。〔龍鳴抄(1133)〕
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