楊梅皮(読み)ヨウバイヒ

デジタル大辞泉 「楊梅皮」の意味・読み・例文・類語

ようばい‐ひ〔ヤウバイ‐〕【×楊梅皮】

ヤマモモ樹皮漢方収斂しゅうれん止血薬などに用いる。桃皮ももかわ

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精選版 日本国語大辞典 「楊梅皮」の意味・読み・例文・類語

ようばい‐ひ ヤウバイ‥【楊梅皮】

〘名〙 山桃の樹皮をはがして乾燥したもの。漢方で、下痢、打撲症の治療に用いる。また民間では、皮膚病利尿に用いるほか煎汁エキス染料とする。ももかわ。〔大和本草(1709)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「楊梅皮」の解説

楊梅皮 (モモカワ・ヨウバイヒ)

植物ヤマモモ科の常緑高木,園芸植物,薬用植物。ヤマモモの別称

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世界大百科事典(旧版)内の楊梅皮の言及

【ヤマモモ】より

… ヤマモモ科は2属約40種からなり,南アフリカにヤマモモ属の多くの種がある。【岡本 素治】
[薬用]
 日本で開発された生薬で,樹皮を楊梅皮(ようばいひ)という。タンニン,フラボノイドのミリセチンmyricetinやミリシトリンmyricitrinを含む。…

※「楊梅皮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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