楊梅桃李(読み)ようばいとうり

精選版 日本国語大辞典 「楊梅桃李」の意味・読み・例文・類語

ようばい‐とうり ヤウバイタウリ【楊梅桃李】

〘名〙
① 楊(やなぎ)と梅と桃と李(すもも)。転じて、さまざまな花の木形容
平家(13C前)三「楊梅桃李の梢こそ、折しりがほに色々なれ」
② はなやかなこと。また、はなやかに飾りたてた武具の形容。
源平盛衰記(14C前)四二「御船其の数漕ぎ並べ、〈略〉御簾も几帳もさざめきけり。袴、温巻(あげまき)の座までも、楊梅桃李(ヤウバイタウリ)とかざられたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android