楊振寧(読み)ヨウシンネイ(英語表記)Yang Zhen-ning

デジタル大辞泉 「楊振寧」の意味・読み・例文・類語

よう‐しんねい〔ヤウ‐〕【楊振寧】

[1922~ ]中国理論物理学者安徽あんき省生まれ。渡米してフェルミ師事。1956年に李政道共同素粒子弱い相互作用におけるパリティーの非保存の理論を提唱。理論が実証され、1957年に李とともにノーベル物理学賞受賞。ヤン=チェンニン。

ヤン‐チェンニン【楊振寧】

ようしんねい(楊振寧)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「楊振寧」の意味・わかりやすい解説

楊振寧
ようしんねい
Yang Zhen-ning

[生]1922.9.22. 安徽,牟平
中国の物理学者。父は数学者。国立南西連合大学を卒業,のちシカゴ大学に留学,E.フェルミのもとで研究し,1948年学位取得。同大学講師 (1948) ,プリンストン高等研究所員 (49) ,同教授 (55) ,ニューヨーク州立大学教授 (65) を歴任した。研究分野は素粒子論核物理学統計力学数理物理学と広範にわたる。 56年李政道と共同で,弱い相互作用におけるパリティ非保存の理論 (→パリティ保存則 ) を発表,57年李とともにノーベル物理学賞を受賞した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android