検僧(読み)ケンソウ

デジタル大辞泉 「検僧」の意味・読み・例文・類語

けん‐そう【検僧】

江戸時代葬式のとき、死者髪剃こうぞりをするため立ち合った僧。その死体異状を認めたときは葬式を差し止めることができた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「検僧」の意味・読み・例文・類語

けん‐そう【検僧】

〘名〙 死体の異状の有無を検査する僧。江戸時代、死人髪剃(こうぞり)をするために葬式に臨んだ僧で、死人に異状が認められるときには、葬式の執行を押えることができた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android